新型コロナウィルスが猛威をふるう2020年。
この映画が再注目を浴びています。

<ネタバレありの感想です>
スティーブン・ソダーバーク監督作品「コンテイジョン」
コンテイジョン

公開当初は「単調」「スターの無駄遣い」など評判はよくなかった本作品。
新型コロナウィルスが広まった2020年に見直すと、まさに今、世界で起こっていることをそのまま予見していたようで傑作のように思えました。
未知のウィルスの恐怖がわかるからこそ、すべてのシーンが現実味があり、恐怖を感じる作品です。

例えば、
専門家が政府機関に深刻さを訴えても最初は「おおげさ」「めんどくさい」という反応をされるところ。
ブロガー発信(ジュード・ロウ)でデマが拡散され街が大混乱するところ。
病床が足りず体育館を簡易施設に変えようとしたところ「予算はどっちが持つんだ?」と揉めるところ。
などなど。


映画ではワクチンが開発された後に、まず誰にワクチンが渡るのかを巡った争いも描いていました。
アメリカは誕生日ごとにくじ引きで決定していました。
香港(だったと思う)では、ワクチン獲得を優位に進めるためにマリオン・コティヤールが誘拐されたものの、テロリストには本物は渡すわけにはいかないから、結局偽物を掴まされたシーンは複雑でした。。。テロリストも村の人を救いたかっただけなのに。マリオン・コティヤールも村の人に情が芽生えたようにも思えました。

極限状態だからこそ、政府機関の人間も身内を優先するシーンも描いており、ダメなことだけど気持ちは理解できるから胸が締め付けられました。


今後、現実世界でもワクチンを巡る争いが起こりえるんだろうか。


最後はウィルス発生理由も明かされます。
結局、シェフが手を洗わずにグィネス・パルトロウと握手したのが原因でした。
未知のウィルス発生を防ぐためにも手洗い徹底しようと思いました。

手洗い徹底の重要性を訴えるために全世界の人に見てほしい映画。



ランキング参加中!応援クリックしてくれると嬉しいです。
にほんブログ村 映画ブログ 映画備忘録へ
にほんブログ村

Amazonビデオでレンタル中。