先週末に全米で公開されて、日本でも映画が撮影された日本びいき満載の一作「ウルヴァバリン・SAMURAI」を見てきました。興行成績も5000万ドルちょっとと出足はいい模様。

 

 何よりもうれしかったのが、日本の描写がとても正しいこと!これまで日本を舞台にした映画はあったけど日本描写がどこかずれていたり、ステレオタイプだったりすることが多かったですが、こちらのウルヴァリンは結構正確に現代日本を描いていました。というか日本的な新幹線とかラブホテルなど日本独自のものに夢中で逆にアクションは結構、そっちのけになっている気が(笑)製作陣の「日本文化大好き!アクションよりそっち重視!!」というノリが伝わってくる印象。

 ストーリーもあるようでない。ウルヴァリン単体の映画なんでX-MEN本筋のように「ミュータントの生きずらさ。権利を求めた戦い」といった深いテーマはありません。
 昔助けた日本人に「死ぬ前にお礼を伝えたい」と言われたことで日本に言ったら、そのおっさんがとんでもない権力に取りつかれたろくでもない年寄りで、お礼どころかとんだとばっちりをうけたっていう話です。
 もっと日本人らしく感謝の気持ちを伝えると思ったら、矢志田さん、とんでもない権力の亡者でしたね。息子役の真田広之もとんだろくでなしでした。

 あんまり中身もなくてアクションも思ったほど大したことありませんが、製作陣の「NIPPON 大好き!」っていう気持ちは熱いほど伝わってくるので日本人はぜひ鑑賞しましょう!!