ジェニファー・ロペスの助演が好評の映画「ハスラーズ」を見た感想です。
ネタバレあり。



一言でいえば、
住宅バブルでいい思いをしたストリッパーたちがリーマンショック後、よかった時代を忘れられず金儲けのために犯罪に手を染める話。

ニューヨークの下町・ブロンクス出身のジェニファー・ロペスがはまり役で説得力たっぷりに姉御肌のストリッパー(後半はぼったくり組織のリーダー)を演じています。
Jenny from the Block」(私はニューヨークの下町・ブロンクス出身のジェニファー・ロペス!)と歌っているだけあり、世間が抱く彼女のイメージって下町から成りあがったヒスパニックセレブなんでしょうね。

前半は、不動産バブル景気に沸くニューヨークで景気の波がストリップ業界にもやってきていて(儲けたお金をストリップバーで落とすから)、まさに札束が舞い降っている状況。
新人のデスティニー(コンスタンス・ウー)はスターストリッパーのラモーナ(ジェニファー・ロペス)に気に入れられ、指導も受けて、バブル景気の恩恵を受ける受ける、札束舞い踊る。
でも、リーマンショックが起きたことで、金融マンたちはストリップバーに落とすお金もないので、彼女たちも儲からない。

でも、札束が舞っていた時代の贅沢な暮らしは忘れられないから、徐々に犯罪に手を染めていきます。
(お酒にドラッグを混ぜて、酔って錯乱した男のクレジットカードを限界まで切るというボッタくりバーのような犯罪)


煌びやかなシーンもありますが、デスティニーが記者に過去を語る切り口で淡々と描かれており、見ていてすごくテンションがあがる感じの作品ではなかったです。
でも、最初から最後まで飽きずに見れました。

ジェニファー・ロペスがに記者に言った(うろ覚えだから違うかも)
「儲ける側か踊る側のどっちにいたかの違いだけ。ウォール街にいた奴らと私たちがやったことは大した違いはない」という言葉が印象に残りました。

一般人を騙して大金も儲けたウォール街の人間たちは刑務所に行ってないのに、ちょっと男を騙してお金儲けした私たちの何が悪いの?というそりゃそうだと思う言い分。
彼女たちの罪も軽かったのは、軽犯罪的な罪だったということなんだろう。

リーマンショックの影響をストリップ業界側から描いた映画はこれまでなかったので、あのバブル崩壊が至る所に影響を与えたことがわかったのは社会勉強になりました。

最初と最後でジャネット・ジャクソンの「Control」・「ミス・ユー・マッチ」が効果的に使われています。
この他、ブリトニーの「Gimme More」なども使われていて音楽もよかった。


それにしても、ラモーナの再就職先がOLD NAVYというにも「イメージ的にいいんだろうか・・・
」と気になりました。日本だとGUと同じくらいのイメージだけどアメリカだと学歴やちゃんとした職歴のない人が働ける場所ってことなんだろうか。
それにしても、デスティニーもラモーナも地味な暮らしには耐えられなそうだから、結局は金づるとなる男たちを見つけて食い物にしてそう。


お金は人を狂わす。
見た後に、考えさせられる作品です。



主演・コンスタンスウーの出世作。





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