アンドリューロイドウェイバーが手掛けるミュージカルの実写版映画「キャッツ」を見てきました。

キャッツ実写映画


全米では公開されたものの、「グロテスクなデザインと慌ただしい編集で、不気味の谷へと転落していく。ほとんどホラー」(Los Angeles Times)、「すべての関係者にとって最も低レベルのキャリアになってしまった」(The Guardian)と大酷評を浴びた作品。

実際見た感想をネタバレありで書くと、
「一流の演者と監督でお金をかけて作っているのはすごく伝わるし、歌もダンスも一流なのは見ててわかるけれども、観客がほぼ感情移入できない映画」でした。

人の顔だけ猫の姿が生理的に受け付けない人、全身タイツ姿が受け付けない人も一定数いるようですが自分は違和感なくそこは受け入れられました。

つまらなかった理由を自分なりに考えたんですが
、ストーリーがない!!!!
これに尽きると思います。

まず、主人公(であってるのか?)のヴィクトリアが飼い主に捨てられたところから話は始まるんですが、そこから説明皆無で映画が進みます。
突然踊りだして、”新しい人生を生きることが許される”舞踏会の参加がどーのこーのという展開がいきなりスタート。舞踏会の参加者をだらだらを歌って踊って紹介して1時間が経過。
気づいたら舞踏会始まっていて、最後ジェニファーハドソンが優勝。

驚愕のプレエンディングでは、優勝したジェニファーハドソンが気球のようなものに乗って空に飛んでいきました。。。
彼女、映画の中では過去にスターだったがおちぶれて貧乏暮らし&嫌われている設定なので、なんだか舞踏会の優勝を理由に組織を追い出されたようにしか見えなかった。。。。
どこ行ったの、ジェニファーハドソン猫。。。。
あと、シャーって消える魔法なんだったんだろう。


最後はイギリスの大御所女優・ジュディデンチ猫が「猫はきまぐれ」「犬とは違うだよ!」という謎の歌を歌ってフィナーレ。

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突っ込みどころ満載の観客を置いてけぼりで猫の恰好した人たちが盛り上がる辛い2時間でした。


とはいっても途中に数か所心躍るシーン、ジーンとくるシーンはあるんですよ、賞味20分くらい。
それは下の4つです。
ジェニファーハドソンが哀愁たっぷりに歌う「Memory」
イマンマッケランが貫録たっぷりに歌う「Guns:The Theatre Cats」
レベルウィンソンの「The Old Gumbie Cat」(ゴキブリ描写はだいぶ気持ち悪かったけど)
ジェームスコーデンの「Bustopher Jones : The Cat About Town」


ストーリーもだらだらとよくわからない舞踏会ネタで引っ張るよりかは、捨て猫の孤独に振り切るか、逆に自由気ままな猫を描いたコメディに振り切ったほうが面白く作れたような気はします。


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