金銭目当てで臓器提供をしようとする男がいたとしよう。臓器を差し出すと彼は死ぬことになる。しかし、その行為を法的に罰することができるだろうか。臓器を欲した者を批判する権利はあるのか。互いの同意に基づいた自発的行為なら、それは容認されるべきではないだろうか。



こんな感じの極限状態の問いをサンデル教授は問いかけ、その答えを導いていきます。

出している例は過激すぎるかもしれませんが、本質は同じで、「兵士を金銭で雇うことで、貧しい人が金のために仕方なく兵士になる事態を招いてはいないか。」ていう身近な問いとつながっていきます。


私たちが日常でなんとなくしている選択の数々。その選択の背後には各人が個人・家族・市場経済・社会主義など何を優先しているかなど多面的なものが潜んでいます。

まだ読んでいる途中ですが、仕事の会議でも発言するときは「果たして、今言おうとしていることには何が一番優先されているか。そもそも何を優先すべきか。追求すべきか」を問うようになりました。

そして今、国や企業において共通認識をもつことが何より大切だとおもいます。お互いの目指す正義が違うとまとまるものもまとまりません。
正義=ベースになる考え
じゃないかと感じました。
あなたにとっての正義は何か。
人となりがみえる質問じゃないでしょうか。
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